麗しの中欧27~ベルヴェデーレ宮殿②~

上宮は、「19・20世紀絵画館」として公開されており、グスタフ・クリムトの「接吻」「ユディットⅠ」などの代表作をはじめ、世紀末アートを代表する画家の作品が数多く常設展示されています。

入り口のホール。
宮殿内へは大きな荷物は持ち込めないので、私のリュックサックは不可。
なので、クロークルームへ預けなければなりませんでした。
添乗員さん、最初に教えておいてよぉ~;^^;
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まず、階段で2階へ上がるとゴージャスな装飾が施された「大理石の間」があります。
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天井一杯に描かれているフレスコ画は、なかなか見応えがあります。
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部屋の窓から庭園を観ると、美しい幾何学模様が描かれているのがよく分かります。
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事前の情報では宮殿内の撮影は禁止と聞いていたのですが、今回は他のお客さんがいないせいか、フラッシュをたかなければ可ということでした。

さて、お目当てのグスタフ・クリムトの作品です。
グスタフ・クリムトは、ウィーン世紀末芸術を代表する画家で、女性の官能美を主題に掲げ、甘美で退廃的なエロスを表現した数多くの傑作を発表しました。
「ユディットⅠ」
敵を倒す聖書のヒロイン「ユディット」を描いたクリムトの代表作。
縦長の構図に背景の草木模様、金箔の装飾など日本の屏風画の絢爛さを思い起こされます。
クリムトは、ジャポニズム、特に琳派の影響を受けたと言われているそうです。
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「接吻」
男女の衣装に用いられている美しい幾何学模様は、絵画に装飾性を融合させたクリムトの代表的な技法。
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モデルはクリムト本人と恋人エミーリエだそうです。
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さらに、2人の足元で美しく咲き乱れる花園が幸福を、そして、その先には断崖となって男女の愛に対する儚さや危うさをも表現しているのだとか・・・・
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「フリッツァ・リードラーの肖像」
写実的に描写されるフリッツァ・リードラーの顔と、それとは全く対照的な、平面的・抽象的描写によって表現される背景や装飾具、家具などの対比が特徴的。
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「ソーニア・クニップスの肖像」
背景なども写実的で、クリムトの比較的初期の作品のようです。
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クリムトは風景画もたくさん描いています。
「アッター湖畔のカンマー城」
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「カンマー城公園の並木道」
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続いてエゴン・シーレの作品です。
エゴン・シーレは、クリムトの弟子としてウィーン分離派を初めとして象徴派、表現主義に影響を受けつつも、独自の絵画を追求しました。
短い生涯のうちに自画像をはじめ数多くの作品を残しました。
「四本の樹木」
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「死と少女」
シーレと思われる死に神にすがりつく少女のモデルは恋人のヴァリーだと言われているそうです。
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「家の壁」
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「 座っているシーレの妻 」
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「家族」
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あと、有名どころの作品。
ジャック・ルイ・ダヴィット作 「サン・ベルナール峠を越えるナポレオン」
彼は同じ絵を5枚描いてヴェルサイユ宮殿に2枚、あと3枚はマルメゾン城、シャルロッテンブルク宮殿、そしてここベルベデーレ宮殿にあります。
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ゴッホ作 「オーヴァーの平原」
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名画鑑賞を終え、1階のホールへ戻ってくると、入り口付近にはたくさんの人たちが一般公開を待っていました。
国内の美術館の特別展などに行くと、いつも人だらけで、作品を見に来たのか人を見に来たのか分からないぐらいです。
しかし、今回は観光客は我々だけでしたので、ゆったりと名画を鑑賞することができました。

おっと、クロークルームへ預けたリュックを忘れるところでした^^;

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この記事へのコメント

2018年08月16日 08:15
おはようございます
外も素晴らしい建物と景観でしたけど
中も豪華ですね!
有名どころの絵画がたくさんですね!
kunityan
2018年08月16日 08:43
著名な絵画を見る機会など、滅多
に無いだけに感激ですね。

自分も一寸した文化人になった気持
ちになりますね。

幾何的な公園設計が見事です。

わが家近くのイサム・ノグチ監修
の市の水郷公園を思わせます
2018年08月16日 15:46
「接吻」は私も見ました(笑)
海外の博物館って大きくて広くて絵やら像やらバーン、ドーンってあって良いですよね
人も少なくて、ゆっくり見れて良かったですね
2018年08月16日 20:20
いいですね!
写真が撮れたなんて羨ましい❕
私はポスターで我慢しました。
そのポスターを帰りの電車で置き忘れて、取り戻すまでのドタバタ劇に翻弄されましたよ。
OZMA
2018年08月18日 16:11
おとめさん、こんにちは。
国内の美術館や博物館へ行くと、作品を人の肩と肩の間から覗き観るということが多いです。
それも、人の流れに沿って歩かなければならないので、立ち止まることも難しいです。
その点、今回はゆっくり堪能することが出来て良かったです。
OZMA
2018年08月18日 16:16
kunityanさん、こんにちは。
今度北海道へ行ったときは、「水郷公園」必見ですね。
いつの日になるか分かりませんが、北海道一周旅行楽しみにしています。
OZMA
2018年08月18日 16:23
とまるさん、こんにちは。
名画をじっくりと観ていると、作者の思いや感情が垣間見ることが出来て、面白いと思いました。
私も久しぶりに絵画をやってみようかなとなんて思っています。
OZMA
2018年08月18日 16:28
現実逃避な旅人さん、こんにちは。
旅行前は美術館内では写真撮影は不可だと聞いていたので、私もパンフレットを購入しようと思っていましたが、写真撮影できてラッキーでした。
でも、クリムトの2作品の絵はがきは購入しましたけどw

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