サラエボの花

レンタルショップでクロアチアの映画を探していて、ようやく一本の作品を見つけました。
この作品はクロアチが舞台ではないのですが、ユーゴスラビア紛争を扱った作品を観ておきたいと思っていましたので、迷わずレンタルすることにしました。

私が観た映画28作品目
「サライエボの花」
2007年 ボスニア・ヘルツェゴビナ、オーストリア、ドイツ、クロアチア
出演者 ミリャナ・カラノヴィッチ
     ルナ・ミヨヴィッチ 他

サラエボの花 【DVD】【RCP】【05P06Aug16】
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【ストーリー】かつての戦火の街サラエボで、秘密を抱える母と真実に向きあう娘の再生と希望の物語。シング


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<あらすじ>
ボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエヴォで、娘のサラと二人暮しをしているエスマ。
収入は少なく、深夜遅くまで働く日々が続く。
まだ12歳のサラは母が留守がちなことから寂しさを募らせていく。
ある日、サラはクラスメイトのサミルと喧嘩をしてしまうが、「父親が紛争で亡くなった」という共通点から次第に親しくなっていく。
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エスマから、「父親は殉教者」と教えられており、サラ自身もそれを誇りに思っていたが、学校の修学旅行がきっかけで父親の死に疑問を持ち始める。
父親の戦死証明書があれば旅費が免除されるので、エスマに証明書を出すようせがむサラ。
しかし、父親は死体が見つからなかったから証明書の発行は難しいと苦しい言い訳をするエスマ。
証明書を渡してくれない母に不信感を募らせていくサラに、クラスメイトが「戦死者リストに父親の名前が無い」とからかう。
耐え切れなくなったサラは、サミルから預かった拳銃でエスマを脅し、真実を教えて欲しいと迫る。
そして、エスマは隠し続けてきた過去の秘密を話してしまう……。
戦争が生んだ、人々の愛と憎しみ・トラウマ・絶望を描く。
(Wikipediaより)

ユーゴスラヴィアが解体して行く中で勃発したボスニアの内戦はでが、死者は20万人、難民は200万人も発生し、民族浄化という名目で2万人の女性がレイプされたことは、前稿でも書きました。
この映画の主人公エスマもレイプされ、サラを生んだのでした。

何度もレイプされ、お腹が大きくなっても繰り返し兵士たちは襲ってくる。
流産させようと腹を強打する。
そんな甲斐も無く、子供は生まれる。
顔も見たくない、そのまま何処かへ里子に出してと頼むが、看護婦が女の子ですよ、と連れて来たサラは可愛く、一度乳をやったら放せなくなった。

遂には娘に告白するエスマの話は切なく感動的でした。

「私のどこが父さんに似てる?」
「・・・・・髪の色が父親にそっくりよ」
母親から事実を知った後、サラはバリカンで髪を刈って丸坊主になってしまう。

修学旅行の集合場所にやってきて、無言で母から離れてバスに乗るサラ。
しかしバスが動きだすと、バスの最後部の窓からエスマに向かって手を振る。
修学旅行から帰ってくると、きっと親子の絆がさらに強くなり、仲良く暮らしていくのでしょうね。
画像

このラストシーンには、深い悲しみを乗り越えて、ボスニアの明るい未来への希望が込められているように思われます。

いつだったか、どこで聴いた忘れてしまいましたが、
「戦争というのは、子どもや女性が一番の被害者」
という言葉を改めて考えさせられました。
      
我が国も先日戦後71年を迎えました。
多くの方々が犠牲になられたことに追悼の意を示すと共に、世界に平和な世の中が来ることを願ってやみません。

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この記事へのコメント

2016年08月17日 11:07
この作品は見ました

過去を隠して貧しいながら娘を愛情いっぱいに育ててきた母親の複雑な心情と母親の苦しみを想い娘が髪を丸坊主にしたこと。。。互いの愛情の深さが伝わってきて涙が止まりませんでした
命は重く、かけがえのないもの
母娘の絆が、そう感じさせてくれます
 
kunityan
2016年08月17日 12:06
この題名のことは、頭の片隅に
残っていたようですが、内容に
ついては定かでありませんでした。

実に悲しい内容を含んでいますね。

戦時中、国策により満州に渡った
叔父一家が、終戦後引き揚げて
くるときの悲惨な経験を聞かされ
ました。

戦争は、一番弱い女子供が犠牲
になりますね。

引き揚げてくるというか、ロシア
軍に追われ、逃げると言った方が
よいのでしょう。

途中で女の子を亡くしたそう
です。
2016年08月18日 07:56
おはようございます
胸が痛くなりますね…
戦争の悲惨さは どこの国でも
地域でも同じですね

地球から 世界から 戦争が
なくなってほしいと思っても
今もどこかで戦争やテロが
起きてますよね…
OZMA
2016年08月18日 12:41
とまるさん、こんにちは。
ドンパチのシーンは全くありませんでしたが、母娘の葛藤を通して、戦争の悲惨さを感じ取ることができました。
機会が有れば、またユーゴスラビア紛争を題材にした映画を観たいと思います。
OZMA
2016年08月18日 12:45
kunityanさん、こんにちは。
70数年前の戦争でも、我が国の人々は大変な思いをされていたのですね。
娘さんを亡くされた叔父様夫婦の心境を思うと心が痛みます。
OZMA
2016年08月18日 12:51
おとめさん、こんにちは。
つい先日、71回目の広島、長崎の原爆の日に続き、終戦の日を迎えました。
ユーゴ紛争やこれらのことを教訓として世界中に発信し、現在の紛争やテロなどを直ちに中止して欲しいと切に願っています。

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